土質技術者ナン ワイ ヤィー

当社の新規事業として地質調査・土質岩石試験事業を展開するため、祖国のミャンマーで5年の実務経験を積んだ後、私は日本にやって来ました。土質技術者として、地盤や土壌の性質を調査・分析することで、インフラや建設プロジェクトの安全性を確保する役割を担うためです。特に「災害対応」というキーワードが重要となる日本の業務では、災害による被害を最小限に抑える役目も負う、責任あるポジションに意欲を高めています。

これまで経験してきた土質技術者の仕事に加え、日本ではインフラ整備や維持管理に関する調査・測量・土木設計の仕事を新たに学んでいます。最初は日本語はもちろん、専門用語や測量の知識についても不安に感じることもありましたが、先輩たちの優しく親身なアシストもあり、今では安心して働くことができています。会社のとても明るい雰囲気と「ひとりじゃない」という大きな安心感も重なり、日本での新しい挑戦は、毎日楽しく感じられます。

日本の土質技術は世界的にトップクラスであり、安心・安全を追求する姿勢も特徴的です。そこで高い技術を学び、スキルをみがくことができる環境には、技術者として大きな面白みを感じています。今は日本や日田のジオにも一層興味が深まり、業務の傍ら情報収集に努めているところ。これからはもっと勉強を重ねて、新しい職場ではいち早く活躍できるように、そしていつかは日本の素晴らしい技術を、ミャンマーに伝えられる存在になりたいです。